
「熊本城こどもガイド養成講座」を受講した子どもたちが8月15日、熊本城(熊本市中央区本丸)で最終回の「ガイド発表」に臨んだ。
同講座を主催したのは熊本国際観光コンベンション協会。熊本の魅力を伝える人材育成を目的に開き、小学3年生から中学生までの19人を合わせて3日間の日程で受け入れた。熊本城おもてなし武将隊を講師に迎え、1日目はガイドの手本を示してもらった。講義やワークショップも行った。2日目には熊本城を巡りながら練習を重ねてもらった。
3日目の15日は最終回。19人が2チームに分かれ、宇土櫓など4カ所を巡りながら、それぞれが担当箇所を解説する「ガイド発表」に挑戦した。子どもたちは自分の言葉で学んだ内容を伝え、発表を終えるとほっとした表情を見せていた。
発表後に城彩苑多目的交流室で行った閉講式では、19人に武将隊のサイン入り修了証と記念グッズを贈った。記念撮影も行った。
受講した小学5年生の梅井よしなりさんは「歴史が好きで参加した。担当した数奇屋丸2階大広間は初めて見た場所で説明が難しかったが、新しい発見になった。熊本城を訪れる時は、自分の知らない所にも注目して見て回りたい」と話していた。