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熊本市大江公民館で「文化交流会」 高校生が企画、外国人と地域住民つなぐ

茶道体験の様子

茶道体験の様子

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 外国人住民と地域住民の交流イベント「文化交流会」が10月12日、大江公民館(熊本市中央区大江6)で開催された。主催は中央区まちづくりセンター。

当日の様子

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 同区の「未来の地域人材育成支援事業」の一環で、企画は必由館高校の生徒9人に委ねた。地域のこれからを担う高校生に地域の課題を解決する事業を実践してもらうのが目的で、テーマは昨年に続き「外国人住民との交流」。9人は6月から会議を重ねた。

 当日は、ステージイベントやワークショップ、日本文化体験などのプログラムを行った。同校から約20人のボランティアが参加。高校生や地域住民、外国人など約100人が来場した。ステージでは、同校吹奏楽部の演奏を皮切りに、サンバダンスの披露、のど自慢大会、ビンゴゲームを行い、にぎわった。高校生5人と中国出身の留学生1人が参加したのど自慢大会の観客からは手拍子が起こったほか歓声が上がった。

 ホールには体験ブースを開設した。勾玉(まがたま)作りや、似顔絵、ベルエベル美容専門学校の生徒によるヘアメークなど。都道府県の特徴をテーマにした札を使ったかるたブースでは、外国人が日本語に苦戦しながらも笑顔で挑戦する姿が見られた。

 和室では浴衣の着付けや茶道体験を行い、着付けを終えた参加者がヘアメークを受けて記念撮影を楽しむ様子も見られた。

 同校2年の高橋琴音さんは「在住外国人にまずは日本の文化を知ってもらうきっかけにしたいと思った。地域の人や外国人が一緒に楽しむ姿を見られてよかった。今後は今回の成果を基に別の形での交流も考えていきたい」と話す。

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