
熊本市が10月15日、市民参加型の緑化推進事業「一人一花運動」を福岡市と連携して始めた。
「一人一花運動」は福岡市が2018(平成30)年に始めた事業。1人または1企業に一つの花を育ててもらう。熊本市では2020年から制度を開始した緑化ボランティア「緑のマイスター」による活動、自治会への花苗配布や花育講習の開催などを推進する。11月1日から、登録者が市内の協力店で花を購入する際、費用が5パーセント割引となる「一人一花割引」を導入する。
「熊本は『森の都』といわれるが、緑化運動は広がっていない。連携で広がれば記念日には花を贈るなど、日常に花を楽しむ文化が根付けば。緑化ボランティアの育成も含め一過性で終わらせず、市民一人一人が継続して参加できる取り組みにしたい」と大西一史熊本市長。高島宗一郎福岡市長は「この運動をきっかけに福岡市では地域の交流が増えた。花を通した人のつながりが熊本でも広がることを期待している」と話す。
11月15日~24日に開催する「くまもと花博」では、福岡市が来年3月に開催する「Fukuoka Flower Show」を紹介する。