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同楽団は1953(昭和28)年創立。九州唯一のプロ交響楽団として、福岡県を中心に九州各地で年間約150回の演奏活動を行う。同楽団と同劇場は、熊本県内における芸術活動や地域文化の振興に寄与することを目的に、今年2月に包括連携協定を締結。締結後初めての公演を4月に開催し、今回が第2弾となる。
バルトークの「ルーマニア民俗舞曲」「バイオリン協奏曲第2番」、イーゴリ・ストラビンスキーのバレエ音楽「ペトルーシュカ」などを披露する。指揮はマカオ出身で、スロベニア放送響首席指揮者、香港フィル常任指揮者も務めているリオ・クオクマンさん。バイオリンは、NHK交響楽団をはじめ全国のオーケストラのほか、プラハ放送交響楽団、ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団でも共演してきた金川真弓さんが務める。開演10分前には、クオクマンさんによるプレトークも予定する。
九州交響楽団で広報を担当するリシェツキ多幸さんは「クオクマンさんは熊本初登場。九響が総力を挙げて挑む意欲的なプログラムになっている。オーケストラならではの色彩豊かな響きと各楽器の妙技を楽しんでほしい」と来場を呼びかける。
 15時開演。料金はS席=5,900円、A席=4,900円、B席=3,700円、学生=1,500円。未就学児入場不可。