「川尻蔵前通り祭2025秋」が11月16日、熊本市南区川尻で開催される。
会場は、川尻蔵前通り(県道50号)を中心に、酒蔵や和菓子店、寺院など8カ所。江戸時代から「職人の町」として栄え、緑川流域の物資集散地として発展してきた川尻地区ならではの文化や産業を体感してもらおうと地元企業や団体が開く。
目玉企画は、1867(慶応3)年創業の酒蔵「瑞鷹(ずいよう)」が開く「秋熟 酒まつり」。日本酒や酒に合う料理を販売するほかバンド演奏を披露する。
和菓子店グループ「開懐世利六菓匠」による「お菓子ふれあい絵巻」では、職人による実演やもなかバイキングを展開する。
浄行寺、正行寺、本立寺、常清寺が連携して行う「川尻お寺deフェスタ」では、婚活イベントや限定御朱印の販売、ワークショップ、ステージ企画などを行う。クラフトビールやオリジナルカクテルの販売、夜間ライトアップも行う。
閉業した銭湯「冨乃湯」では、銭湯文化の紹介や、空き施設の新たな活用をテーマにしたアートワークとワークショップを行い、地域の資源を生かした新しい取り組みを紹介する。
同祭実行委員長の北川広美さんは「冬の風を感じながら、おいしい酒や食事、スイーツを楽しめるイベント。川尻ならではの歴史と人の温かさに触れに来てほしい」と呼びかける。
開催時間は10時~21時。