「赤十字フェスタ2025 in くまもと」が11月2日、日赤熊本(熊本市東区長嶺南2)で開催された。熊本県内の赤十字4施設(日本赤十字社熊本県支部、熊本赤十字病院、熊本県赤十字血液センター、熊本健康管理センター)が合同で企画。同施設での開催は6年ぶりとなった。
「見て!触れて!体験する!」をテーマに、医療や防災、健康づくりなどを身近に感じてもらうステージイベントや体験ブース、展示コーナーなどを展開。約1900人の家族連れらが来場した。
県支部ゾーンでは、心肺蘇生法やAEDの体験、救護服やナース服、白衣に着替えて記念撮影できるコーナーを展開。病院ゾーンでは子どもたちが医師指導の下、「電気メス体験」「手術縫合体験」「模擬手術体験」に挑戦した。
健康管理センターゾーンでは「人間ドックバックヤード見学ツアー」を行い、普段見ることができないCT・MRI・X線検査の裏側を紹介。そのほか、超音波を使った観察体験や体組成測定、親子向けの簡単スイーツ作り体験、管理栄養士による食事アドバイスも行った。
ヘリポートゾーンでは、ダンスやチアリーディングのステージ発表のほか、ドクターヘリや医療従事者を迅速に派遣するための「ラピッドカー」を展示。日赤熊本の現施設移転から50年の節目に合わせ、これまでの歩みを振り返るパネル展示も用意した。
来場した市内在住の遠山椋さんは「初めて参加したが、子どもから大人まで楽しめる内容で驚いた。病院のことを深く知るきっかけになった」と話した。