熊本市市民活動支援センター・あいぽーと(熊本市中央区大江5)で11月16日、「あいぽーとFESTIVAL」が開催された。
あいぽーとは、市民による公益的な活動を支援するため、打ち合わせや情報発信、交流、相談、作業などに利用してもらう施設。NPO設立の相談、ボランティア登録の受け付け、活動の周知のほか、交流イベントや講座の企画運営も行っている。
同イベントは年1回開いており、16回目となる。今年のテーマは「つなぐ、つなげる あいぽーと」。当日は、市民団体が日頃の活動成果をステージ発表とパネル展示、体験コーナーで紹介した。司会進行やワークショップ運営、来場者案内などは、主に高校生・大学生らのボランティア約20人が担当。市民活動団体の関係者、一般来場者、学生、親子連れなどが訪れた。
ステージのオープニングでは「あいぽーとソング」合唱を披露。そのほか、「肥後ちょんかけごま保存会」による伝統遊具の実演、「さわやか南京玉すだれを楽しむ会」の南京玉すだれのパフォーマンス、「ピエロン教室」のマジックショーなどを行った。
パネル展示では、「知的夢工房」が発明作品を紹介したほか、「NPO身近な犯罪被害者を支援する会」など12団体が日頃の取り組みを紹介した。
体験ブースでは、「ブレーメンの音楽隊」による楽器体験、「NPO法人傾聴ネットキーステーション」の絵手紙制作、「小さな一歩の会」の押し花しおり作り、「ブレイルフレンド友の会」による点字アート体験などを展開。幅広い世代が参加し、にぎわいを見せた。
同施設の永田賢正センター長は「大勢に来場してもらい市民活動の広がりを感じてもらえたと思う。今後も活動への関心を持つ人を増やしていきたい。来年は学生ブースの設置など、若い世代が参加しやすい企画も検討していければ」と話す。