農業体験イベント「西区アグリ魚魚(ギョギョ)キッズ~農業体験~」が11月22日、西区役所近くの畑で開催された。
主催は「農水産業を生かしたまちづくり」を進める熊本市西区。地域資源を生かした農水産業体験を通して地元農水産物の魅力を伝え、地域の活性化につなげることを目的に、年3回テーマを変えて行っている。第1弾は田崎市場の見学会(8月)で、今回が第2弾。
当日は市内の小学1~5年生17人とその家族が参加。冒頭、西区総務企画副課長の藤本由紀さんが「西区ではさまざまな野菜が収穫できる。自分で収穫した野菜のおいしさを感じてほしい。疑問があれば農家の方に聞いてみて」と呼びかけた。
清田賢治さんら地元農家の指導で、ミニトマト、里芋、大根、ホウレンソウ、キャベツの収穫や、タマネギ苗の植え付けを体験。来年3月に熊本駅近くで開く予定の「西区フェスタ」で販売するキャベツの種付けも行った。最後は専用機材で焼いた焼き芋を参加者全員で味わった。
清田さんは「野菜作りは日光と水のバランスが大切。近年は暑い日が続いて天候に左右されやすく大変な面もあるが、自分で作る楽しさもある。今回の体験をきっかけに農業に興味を持ってもらえれば」と話す。
兄弟で参加した小学4年の吉岡結正君は「難しそうだったけど、たくさん収穫できて良かった。里芋が一番難しかった」と笑顔を見せ、小学1年の正佑君は「ミニトマトは苦手だけど、自分で収穫したので頑張って食べてみたい」と話していた。