マルシェイベント「裏乃ワイン市」が11月24日、熊本市中央区の上乃裏通り一帯で初開催された。主催は上乃裏商店会。

当日の様子

　会場の上乃裏通りは、上通商店街北側の並木坂通り東側エリア。飲食やファッション、雑貨などの店が集まり、地元住民や観光客に親しまれている。当日は「上乃裏通り一帯にのれんが揺れる特別な一日」をテーマに、同通りの飲食店やバーなど約20店が九州や海外のワインのほか「ワインに合う一皿」をテーマに、あさり蒸し、モッツァレラとトマトのおでん、ガパオライスなどの料理を提供。近くの見西寺会場で行ったDJパフォーマンスには幅広い世代が来場してにぎわいを見せた。

　九州のワインは、「熊本ワイナリー」（熊本市北区和泉町）、「福田農場」（水俣市）、「都農ワイン」（宮崎県）、「安心院葡萄酒（あじむぶどうしゅ）工房」（大分県）などの商品。地域性を生かしたワインを用意したという。

　海外のワインは、カナダとアメリカの小規模生産者によるワインを扱う「Matilda.Wine（マティルダドットワイン）」などの輸入業者に持ち込んでもらった。

　市内在住の江崎徳仁さんは「普段とは違う上乃裏の雰囲気で、ゆっくりワインと食事を楽しめた。種類が多くて迷ったが、どれも個性があっておいしかった」と話していた。