サウナを備えた温泉施設「湯らっくす」（熊本市中央区本荘町）で12月20日、新刊「世界浴場見聞録」の発売を記念した先行トークイベントが開催される。

当日の会場

　同書は12月22日に発売。著者はフィンランド在住のメディアコーディネーターで、サウナ文化研究家のこばやしあやなさん。日本とフィンランドを中心に世界各地の浴場文化を研究するこばやしさんが、「いつ、なぜ、サウナストーンに水をかけて発生した蒸気をタオルなどであおぎ、入浴者に熱風を送る『アウフグース』が生まれたか」「欧州スパはなぜ混浴なのか」「世界のサウナ飯」など、地域ごとに異なる風呂・サウナの背景や習慣を紹介している。「温泉好きな方、地理や世界史マニア、民俗学に興味がある方にも楽しんでもらえる内容」とこばやしさん。

　イベントでは、こばやしさんが執筆時の裏話や各地で出会った温浴文化を紹介するほか、シークレットトークセッションや、書籍にちなんだ「世界の温浴」クイズ大会も行う。賞品として湯らっくすグッズや入泉券、こばやしさんのフィンランド土産を用意するという。終了後は即売会とサイン会を行う。

　館内の「THIS IS IT サウナシアター」では、音楽を取り入れたアウフグース体験も開催する。

　湯らっくすの西生吉孝社長は「トークショーやクイズだけの参加でもいいので、気軽に足を運んでもらえれば」と呼びかける。

　開催時間は19時～21時45分。入場無料。定員は80人（事前申込制）。