暮らす・働く 学ぶ・知る

熊本・城彩苑で「外国人のための防災研修」 やさしい日本語で紹介

アンドリュー・ミッチェルさんが体験談を話す様子

アンドリュー・ミッチェルさんが体験談を話す様子

  • 1

  •  

 「外国人のための防災研修」が1月18日、「桜の馬場 城彩苑」(熊本市中央区二の丸)で開かれた。主催は熊本県危機管理防災課。

当日の様子

[広告]

 県内在住の外国人の防災意識向上を目的としたもので、中国やガーナなど10の国と地域から31人が参加した。

 NPO法人「ソナエトコ」理事長の水野直樹さんを講師に招き、3部構成で実施。第1部は「災害を知る・避難所を知る」をテーマに講演を行い、地震の仕組みや発生時の被害、取るべき行動などを説明した。外国人にも理解しやすいよう「やさしい日本語」を用い、地震発生時の避難行動や、災害時に「できることを持ち寄る」地域連携の重要性を伝えた。

 このほか、留学生時代に熊本地震を経験した熊本大学特任助教で英国出身のアンドリュー・ミッチェルさんが登壇。避難所で日本人と十分に会話ができなかった体験を紹介し、「災害は予測も予防もできないが、備えることはできる。日頃からの準備を大切にしてほしい」と呼びかけた。

 第2部は備蓄品の活用演習。参加者はダンボールベッドや簡易トイレの組み立てを体験し、意見交換をしながら協力して作業を進めた。室内模型を使った地震被害の学習や、毛布、歯磨き用品など避難所で使う生活用品の説明、非常食の試食も行った。

 第3部は、熊本地震で被害を受けた熊本城を巡るツアー。復旧工事が進む熊本城を間近で見学し、被害の状況や修復の取り組みについて説明を受けた。

 水野さんは「災害時に外国人とどう関わるかは重要な課題。外国人と日本人の双方が考え、日頃から連携しておくことが大切。こうした機会を通じて、官民一体で良い関係づくりを進めていきたい」と話した。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース