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益城町地域共生センターで一日防災講座 食を通して親子で学ぶ

完成したご飯を食べる親子

完成したご飯を食べる親子

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 「1日まるごと防災講座」が2月11日、益城町地域共生センター「カタル」(益城町木山)で開催された。

当日の様子

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 同センターは、町公民館、男女共同参画センター、地域ふれあい交流館の機能を集約した複合施設で、4月に供用を開始。「垣根のない学びの提供」「交流による新たな価値や活動の創造」「憩いとにぎわいの場の提供」を基本理念に、各種講座やイベントを行っている。

 今回の講座は、親子で災害時を想定した体験型ワークショップ。同センターでは初の防災講座となった。主催講座を担当する松永陽一さんは「熊本地震から10年という節目に、防災について親子で考えてもらいたいと思っていた。昨年熊本市で行われている講座を知り、今回実現できた」と話す。当日は3歳から小学6年生までの子どもとその家族23人が参加した。

 講座は2部構成。1部では、空き缶2つを使ってご飯を炊く「サバイバルメシタキ」を体験。防災に関する講演やワークショップを行うNPO法人「ソナエトコ」(北区龍田4)の徳山理恵さんが講師を務めた。参加者は空き缶を加工して鍋と窯を作り、燃料となる牛乳パックを細かく切って火力調整しながら屋外で炊飯に挑戦した。火が消えないように牛乳パックを少しずつ加えるなど慣れない作業に戸惑う様子も見られたが、親子で声を掛け合いながら炊き上げた。

 2部は、「ペットボトルを使ったピザ作り」を体験。ペットボトルの中に材料を入れ、振ったり温めたりして生地を発酵させる工程に挑戦した。徳山さんは「同じ材料、同じ工程でも仕上がりはそれぞれ違う。災害時と同じように、家族だけでなく周囲と協力しながら進めることが大切。ワークショップを通して人とのつながりの大切さを感じてもらえれば」と話した。

 サバイバルメシタキに参加した小学6年の山内航平君は「チラシを見て面白そうだと思って参加した。空き缶でご飯が炊けてびっくりした。炊く大変さが分かり、炊飯器の便利さも感じた」と振り返る。父親の一平さんは「身近な物で工作感覚で楽しめた。子どもと息を合わせるプロセスも良かった」と話した。

 ペットボトルピザに参加した小学2年の池田実頼君は「作るのも楽しかったし、できたピザを他の参加者に配ることができてうれしかった」と笑顔を見せる。母親の恵子さんは「自分では思い付かない工夫があり勉強になった。いざという時の備えについて改めて考えるきっかけになった」と話した。

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