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熊本市で「くまもと彩発見観光講座」 加藤清正が眠る本妙寺をテーマに

講義する村田さん

講義する村田さん

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 観光事業者が熊本の魅力を学ぶ「くまもと彩発見観光講座」が2月13日、本妙寺(熊本市西区花園4)で開催された。

当日の様子

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 宿泊業やタクシー業界など観光客と直接接する事業者を対象にした人材育成講座で、今回で7回目。当日は約40人が参加した。

 冒頭で、本妙寺住職の池上正示さんが同寺の歴史やエピソードを紹介。本妙寺は約400年の歴史を持つ加藤家代々の菩提(ぼだい)寺で、日蓮宗の名刹(めいさつ)として知られることを伝えた。現在放送中のNHK連続テレビ小説「ばけばけ」のヒロインのモデル・小泉セツの夫で、「怪談」などで知られる作家の小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)が日清戦争当時に参拝したことにも触れた。

 講座は、「肥後の里山ギャラリー」(熊本市中央区練兵町)主任学芸員の村田眞理さんが、「加藤清正の眠る寺~本妙寺~」と題して浄池廟(じょうちびょう)拝殿で行った。村田さんは、まず戦国武将の加藤清正について解説した。

 清正が「隈本城」を「熊本城」と改めたことや、朝鮮出兵での経験を踏まえ、籠城戦に備えて食料確保を意識した城づくりを行ったこと、治水事業に優れ、多くの河川改修を手がけ洪水対策に尽力したことなどを紹介。さらに、1588年に大坂から熊本城内に本妙寺を移転した経緯や、登録有形文化財の仁王門、境内に立つ加藤清正銅像、毎年7月に行われる「頓写絵」の由来などについても説明した。

 講演後には、参加者が境内を巡り、講座で紹介された仁王門や浄池公廟碑などを実際に見学した。

 村田さんは「本妙寺は神仏分離令や西南戦争の影響を受け、現在の地に移転した。加藤清正の歴史をひもとくことで、寺の新たな一面も見えてくる。さまざまなエピソードを学び、観光客により深く魅力を伝えてほしい」と話した。

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