ルワンダ共和国に派遣されていた熊本赤十字病院(熊本市東区長嶺南)助産師の帰国出迎え式が4月13日、同病院正面玄関ホールで行われた。
日本赤十字社は2019年からルワンダ赤十字社と連携し、気候変動や貧困などの課題に対応するため、生活環境の改善と住民主体の地域づくりを進める支援事業を行っている。今回はその一環で、看護部の赤星理子助産師が昨年10月から約6カ月間、ルワンダ共和国の首都キガリに派遣された。日赤熊本4施設(日本赤十字社熊本県支部、熊本赤十字病院、熊本県赤十字血液センター、日本赤十字社熊本健康管理センター)の海外派遣は今回も含め延べ297人。
現地では、小・中学校での手洗いやトイレの仕様に関する衛生教育セッションを行ったほか、派遣地の栄養事情を把握するための事前調査を行った。このほか、地域アセスメントの結果を踏まえ、慢性的な栄養不足の改善を目的とした栄養教育活動を現地赤十字職員や地域関係者と協働して企画・運営した。
出迎え式には病院関係者ら約50人が参加。奥本克己院長が「初めてのルワンダ共和国で半年間従事し、大変だったと思う。平時の医療活動が国際医療にもつながる。普段の仕事のモチベーションをさらに上げて頑張ってほしい」と激励した。
赤星さんは「ルワンダは経済発展を遂げている一方、都市部と農村部の格差が広がっている。地域力を高める活動の中で、現地ボランティアの力の大きさを感じ、人とのつながりの大切さを実感した。この経験を生かして通常の業務に取り組んでいきたい」と話す。