要約筆記者養成講座が5月14日、熊本県身体障がい者福祉センター(熊本市東区長嶺南2)で始まる。
聴覚障害者を対象に、話し手の声を筆記で伝える「要約通訳」。手書きとパソコンを使った2つの方法がある。障害者総合支援法に基づく地域生活支援事業の一環として、熊本県・熊本市が主催し、熊本県ろう者福祉協会が行う。
講座は5月14日から10月22日までの全22回86時間で、講義と実習で構成。対象は高校卒業以上の学力があり、聴覚障害者への支援活動に参加できる人で、主に木曜開講する。受講者は聴覚障害への理解、要約筆記の役割、社会福祉制度などを学ぶ。実習ではパソコン入力か手書きによる文字通訳を行い、基本的な要約技術のほか、講演会や会議での要約筆記にも取り組む。
同講座を運営する熊本県聴覚障害者情報提供センターの前野美穂さんは「耳が聞こえない人には手話がイメージされるが、要約筆記も大切な通訳手段で、意外に知られていない。講座では障害がある人に伝わりやすい言葉やスピードなど、さまざまなことが学べるのでこの機会に参加してほしい」と呼びかける。
定員は手書きコース・パソコンコース各10人(先着順)。参加費はテキスト代4,500円。申し込み締切は5月1日。