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熊本・麻生田にテイクアウト専門店「七福万十本店」 30年続いた老舗の味を継承

「七福万十本店」店主の星野奨人さん

「七福万十本店」店主の星野奨人さん

 熊本・麻生田の「七福万十本店」(熊本市北区麻生田1)がリニューアルオープンして、6月1日で2カ月がたった。

「七福万十本店」店内の様子等

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 前身の「七福万十本舗」は、1996(平成8)年に同所で創業。地域の人たちに愛されてきたが、前店主が高齢になったことや土地契約の問題で、今年2月に閉店した。「七福まんじゅうが大好きで、小学生の頃から小遣いを握り締めて通っていた。その店をなくしたくなくて、6年間かけて頼み込んでやっと引き継がせてもらえることになった」と店主の星野奨人さんは話す。店名を「七福万十本舗」から「七福万十本店」に改め、4月に開店した。

 30年前の創業当時から使い続けているという「タヌキ」を模した専用の焼き型に、生地を流し入れてじっくりと焼く。星野さんは「先代との約束の一つが、どんなに大変でも素材や手順を『けちらない』ことだった」と話す。「店舗や道具、レシピだけではなく、思いを受け継ぐことが一番の条件だった」とも。

 メニューは、先代から続く「黒あん」「カスタード」「ヨーグルト」(以上180円)、「ハムエッグ」(260円)など10種類と、新商品の「アラビアータ」(280円)、「明太(めんたい)ポテト」(260円)、「クリームチーズ黒あん」(200円)を用意。先代の「もったいない」という意向で始まった、型抜きの際に出る「切れ端」も継続して販売する。

 星野さんは「子どもの頃から大好きだった味を引き継ぐことができて本当にうれしい。これからも地域の人に愛され、今の子どもたちが10年後、20年後に思い出の味だと言ってくれるような店にしていきたい」と話す。

 営業時間は10時~15時。月曜・火曜定休。

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