小学生対象の体験授業が6月9日、製薬会社「KMバイオロジクス」(熊本市北区大窪1)で行われた。
明治グループの一員で「ヒト用・動物用ワクチン」「血漿(けっしょう)分画製剤」を手がける同社。地域貢献と次世代への健康教育を目的に、2020年から体験授業を継続している。今回は本荘小学校5、6年の児童19人が参加した。
体験授業は3部で構成し、1部のテーマは「病気や予防の方法について学ぼう」。広報企画課の小久保綾子さんが講師を務めた。熊本で生まれた子どもは新生児マススクリーニングで同社が全員検査していることのほか、インフルエンザワクチンの原料、風邪やインフルエンザにかかる仕組み、ウイルスの大きさ、病気にかからないための予防方法などを紹介した。免疫力を高める「免疫パワーダンス」の動画を見ながら、児童と一緒に踊る場面も。
2部のテーマは「健康な食事について学ぼう」。明治西日本支社(福岡市)の管理栄養士、長廣睦子さんが講師を務め、腕の骨の模型を使った骨の動きや大きさの紹介し、骨の材料や成長に必要なカルシウムの量などを説明した。皮膚や筋肉、骨の細胞が入れ替わる周期についても触れた。
3部では、インフルエンザワクチンが製造される工程を、工場見学を通して紹介。児童は厳格な衛生管理や複雑な製造プロセスに触れ、医薬品作りについて理解を深めた。見学後は、感染症について楽しく学べるゲーム「ウイルスファイターズ」を体験した。
授業を受けた児童からは「バランスの取れた食事を心がけたい」「しっかり運動をしたい」「野菜が足りていないことが分かった」「今の自分の生活を見直すことで、今後の目標を立てることができた」などの感想が聞かれた。