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「ローソン」の移動販売 熊本市西区の河内・芳野校区で本格運用開始

移動販売車と商品カタログを持つ上平さん。

移動販売車と商品カタログを持つ上平さん。

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 熊本・河内(かわち)、芳野(よしの)校区で7月7日、「ローソン」の移動販売車の本格運用が2月からのトライアル期間を経て始まった。

ナンバーが「サンキューローソン」の移動販売車と買い物を楽しむ様子

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 両校区は、65歳以上の高齢者の割合が40%を超える高い水準にあり、買い物に不便や苦労を感じている人が多い状況だった。そうした課題を感じた熊本市西区・河内まちづくりセンターと、県内の他地域で既に移動販売に取り組んでいたローソン熊本河内町店の店主、上平靖男さんがタッグを組んだ。

 公民館や福祉センターなどに停車ポイントを設け、河内は7カ所(約30キロ)、芳野8カ所(約12キロ)を3時間かけて巡回する。

 現在は、1日平均40人が利用している。「『毎週この日を楽しみにしている』という声をもらうとうれしい。いつまでも健康で長生きしてほしいと考えながら取り組んでいる」と上平さんは言う。

 移動販売車には約300種類の商品をそろえ、コンビニの品ぞろえとほぼ変わらない。河内では食料品、芳野では日用品がよく求められ、地域によってそれぞれニーズが異なる。全体的にバナナの人気が高いという。

 「この取り組みを継続し、買い物ニーズだけでなく、介護面で見守りや健康増進につなげていきたい。今後は利用者個人に焦点を当てていき、その人に合った商品を提案するのが目標」と上平さんは意気込みを見せる。

 巡回時間は、河内校区=金曜10時~13時、芳野校区=水曜11時30分~14時30分。

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