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熊本市中央区で「JAGDA新人賞展」 受賞者によるトークイベントも

トークイベントで登壇した3人

トークイベントで登壇した3人

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 JAGDA(公益社団法人日本グラフィックデザイン協会)新人賞展受賞者によるトークイベントが2月9日、「SOJO GALLERY」(熊本市中央区花畑町)で開催された。

トークイベントと会場の作品

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 1978(昭和53)年に発足した同協会は会員数約3000人が所属するデザイン団体。年鑑の発行や展覧会・セミナーの開催、デザイン教育、地域振興、国際交流など、デザインによるコミュニケーション環境の向上のためにさまざまな活動を行っている。

 「JAGDA新人賞」は1983(昭和58)年から、今後の活躍が期待される39歳以下のグラフィックデザイナーに授与し、これまで第一線で活躍する125人のデザイナーを輩出している。42回目となる今回は、対象者139人の中から、岡崎真理子さん、坂本俊太さん、山口崇多さんの3人が選ばれた。

 岡崎さんは慶応義塾大学卒業。オランダでグラフィックデザインを学び、2022年にREFLECTAを設立し現在に至る。坂本さんは武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒業。博報堂に入社し、現在はhakuhodo DXDに所属している。山口さんは東京芸術大学美術学部デザイン科を卒業。2021年にcolleを設立し、現在に至る。

 展覧会は同会場で2月4日に始まり、その一環でトークショーを開催。トークショーでは、最初にJAGDA熊本地区会長の津田聡さんがあいさつ。3人を紹介した後、スライドを見ながら作品の制作秘話や受賞した作品の解説など、クロストークを交えながら話を進めた。会場には、将来デザインの道に進みたいと考えている熊本県内の学生やデザインに興味がある人など約50人が集まった。

 津田さんは「第一線で活躍しているデザイナーの話を聞ける機会は少ない。気軽に話を聞ける機会を設けることができ、若者がデザイナーの仕事に興味を持ってもらえたら。今後もデザインのことを知ってもらえる機会を作っていきたい」と意気込む。

 開催時間は10時~18時(最終日は16時終了)。月曜休館。入場無料。今月28日まで。

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