
「第1回芋フェス」が2月11日、益城町総合体育館(益城町木山)と隣接する駐車場で開催された。
主催はNPO法人チーム安永と益城町安永地区の住民らでつくる実行委員会。食と文化を通じて地域の連携を図り、防災に強い町にすることを狙い企画した。会場に設けた飲食ブースやステージイベントを目当てに、家族連れなどが訪れた。
キッチンカーなど約40の飲食ブースがサツマイモを使った料理やスイーツなどを販売。地域住民と熊本学園大学の学生は、いもあんの団子が入った郷土料理「姫だご汁」と芋おにぎりを提供した。震災被災地同士の絆を深める取り組みとして「能登アンテナショップ」も用意し、金沢大学ボランティアサポートステーションの学生が石川県の特産品を販売した。
ステージでは、同町出身のダンサー葉山悠介さんがプロデュースした「I・M・Oステージショー」や、地域活性化を考えるトークショーなどが行われた。
来場者の本田莉沙さんは「サツマイモを使ったメニューはもちろん、それ以外のメニューも充実していて楽しめた。姫だご汁は初めて食べたがおいしかった。学生ボランティアが一生懸命働いている姿も印象的だった。来年も開催してほしい」と期待を込める。