
上乃裏(かみのうら)商店会の新作家具展示会「上乃裏ギャラリー」が3月21日、「HAB@(ハブアット)熊本」(熊本市中央区手取本町)で始まった。
上乃裏通りは、上通商店街の北側にある並木坂通りの東側に並行して伸びる通り。同商店会は、上乃裏通りで飲食店や美容室、バーなど50店ほどで構成されている。今回の展示会では、「上乃裏のこれまでとこれから」をテーマに、これまでの上乃裏通りの歩みを振り返りながら、家具デザインを紹介する。
同商店会理事の吉住拓郎さんは「今回出品する家具は熊本の小国杉を使い、素材の持つ力強さと繊細を大切にしたデザインが特徴」と話す。家具の展示のほか、通りで開催した「裏乃夜市」「裏乃日本酒市」の記録写真を展示するなどして、商店会のこれまでの歩みや未来の構想などを紹介している。
吉住さんは「上乃裏通りは、メインストリートの華やかさとは異なる時間の流れの中で育まれてきたエリア。通り全体が一つのブランドとして、自らの価値を形にすることを目指している。単なるモノの提供ではなく、この通りを訪れたり、暮らしに取り入れたくなったりするような魅力を発信し、大勢の人に愛されるまちづくりを展開していきたい」と意気込む。
開催時間は11時~23時。入場無料。4月16日まで。