
天草・島原の乱をテーマにしたストーリーテリング公演「Paradiso(パラディソ)~島民の祈り~」が5月18日、熊本市男女共同参画センターはあもにい(熊本市中央区黒髪3)で開催される。
「ストーリーテリング」は、目の前でラジオドラマが展開されるような話芸スタイルの舞台。語り手の岡田かずえさんが手がける。初演は2017(平成29)年。10回目を迎える今回は、フラメンコギタリストの樫原秀彦さんとのコラボレーションによるライブ形式で上演する。岡田さんが史実に基づいて脚本を手がけ、天草四郎を中心に天草地方の中世から近世にかけての100年を描く。「はらいそへ参ろうぞ!」と命をかけた島民たちの祈りや思いを朗読とギター演奏で表現する。
岡田さんは「島原の乱では多くの人が、苦しみや悲しみ、怒りの中で命を落とした。彼らの声を現代に伝え、心震わせる舞台にしたい」と意気込む。
15時開演。料金は、前売り=2,500円、当日=3,000円。中高生は1,500円。小学生以下は入場不可。