「HiGO ROCKa Summit(ヒゴロッカサミット) 2025」のプレサミットが12月20日、くまもと県民交流館パレア(熊本市中央区手取本町)で開催された。主催は熊本県、熊本県女性の社会参画加速化会議。
女性の活躍推進と、それを支える男性の家庭・地域への参画を進め、地域再生につなげることを目的とする同サミット。6回目となる今回は「熊本あるある~日常にあふれる『もんだ主義』」をテーマに、アワードやフォーラムを展開し、その一環としてプレサミット「社会人と大学生による交流会」を行った。
プレサミットは「今、輝いている人。今、挑戦し続けている人。『憧れびと』に話を聞こう!」をテーマに2部で構成。県内外で活躍する社会人と県内大学生など約40人が参加した。
1部のパネルディスカッションでは、鶴屋百貨店人事部教育グループの大塚あゆさん、東京エレクトロン九州先端技術開発部要素技術開発グループの長佳蓉子さん、Evoliv(エボリブ)社長の永木海さん、熊本日日新聞社業務局ビジネス開発本部の深川杏樹さん、社会福祉法人山清福祉会・幼保連携型認定こども園やまなみの山口和佳さんが登壇。コーディネーターは熊本シティエフエムのパーソナリティー水野直樹さんが務めた。
「学生時代の過ごし方」「現在の仕事を志したきっかけ」「働き始めて感じたギャップ」などについて紹介し、「選択肢を増やすためにイベントや集まりに積極的に参加していた」「当初は公務員志望だったが、多くの人に出会う中でやりたいことが変わった」などの経験談を話した。
2部はパネリストと学生による交流会を実施。3、4人ごとの班に分かれ、意見交換を行った。学生からは「大学で学んだことを生かせる仕事に就きたいが、何をしたいかまだ分からない」といった声が上がり、パネリストからは「今興味のあることから始め、段階的にステップアップするといい」「長期インターンシップでは、複数の業務を経験でき、自分の適性を見つけやすい」といったアドバイスが寄せられた。
参加した熊本学園大学1年の桑野陽菜さんは「パネリストが若く、今の時代に合ったリアルな話が聞けた。職種も多様で、それぞれ魅力を感じた。参加者同士でも考え方の違いがあり刺激になった。今日の話を今後の学生生活に生かしたい」と話していた。