未就学児を対象とした児童発達支援事務所「HEW+(ヒュープラス)」(益城町)がオープンして、1月1日で1カ月がたった。
子どもの運動の基礎づくりを目的とした体育指導を展開する「トヨダ体育教室」が手がける同施設。障害のある未就学児を対象に、「運動を通じた発達支援」を軸とした療育を行う。運動活動を通して社会性や自己肯定感を育むことを目的に、発達段階や個々の特性に応じた支援を提供する。
施設長の中島千恵さんは40年以上にわたり幼稚園や保育園で体育指導に携わってきた。「限られた時間と一律の指導では、一人一人の個性や困り事に十分寄り添えないと感じていた。これまで培った運動指導のノウハウを、発達支援の分野で生かしたいと考えた」と開所の経緯を話す。
施設内には、体育教室で使用していた運動スペースのほか、支援室を整備。子どもの成長に関わる領域を「健康生活」「運動感覚」「認知行動」「言語コミュニケーション」「社会性」の5分野に分け、個別活動とグループ活動を組み合わせた支援を行う。
今後は、個別相談や親子での運動遊び、触れ合い遊びを行う親子療育のほか、保育所などへの訪問支援といった地域支援にも取り組む予定。
中島さんは「益城町は子どもの数が増える一方、発達支援を必要とする子どもが安心して通える施設はまだ十分とは言えない。運動を通して心と体の両方が健やかに育つ環境を整えたい。町内の保育園や幼稚園、小学校とも連携し、地域全体で子どもの成長を支える仕組みづくりに貢献していきたい」と話す。
営業時間は9時~16時。土曜・日曜・祝日定休。