熊本市・中心商店街で現在、「まちなかタンブラーパスポート」が行われている。
商店街の保全や活性化、地域の未来人材の育成、次世代担い手の輩出を目的に、昨年11月1日に設立された一般社団法人「マチノミライ」が主催する。郊外の開発や商業施設の増加により、「中心商店街(まちなか)」から親子の来街が減り、若者のまち離れが進み、空きテナントも年々増加。その現状を目の当たりにした「上通・下通・新市街」の若手メンバーが立ち上がり、「まちなかをワクワクする場所にしたい」と事業を展開する。
同企画は、「まちにエールを。タンブラーを片手に『最高の居場所』を見つけに行こう」をテーマに開催。多くの人にまちなかのカフェ・喫茶店を知ってもらい、まちなかに新たな自分の居場所を見つけてもらうことで愛着を持ってもらい、まち全体の活性化へとつなげていくのが狙い。
期間中、オリジナルで製作したタンブラー購入者には、対象となる18店で使えるドリンク無料券(2枚)とスタンプカードを進呈。そのほか協力店のさまざまな特典もある。5つの店を回り応募すると、抽選で3人に「上通・下通・新市街」いずれかで使える5,000円分の商品券が当たる。
マチノミライ代表の松永哲典さんは「まちには、魅力的なカフェや喫茶店がたくさんある。コロナの影響で厳しい状況に置かれている店も多いので、この機会に足を運んでほしい。マチノミライでは新たな企画も考えていくので、今後も期待してほしい」と意気込む。
タンブラーの販売価格は、一般=2,000円、学生=1,700円。蔦屋書店熊本三年坂(熊本市中央区安政町1)で扱うほか、応募も受け付ける。5月8日まで。