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熊本・新屋敷に「アンティカ・ロカンダ・ミヤモト」 移転でイタリアンの枠外す

自慢の熟成肉を持つオーナーシェフの宮本さん

自慢の熟成肉を持つオーナーシェフの宮本さん

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 熊本市中央区辛島町で15年間営業してきた「リストランテ・ミヤモト」が6月15日、同区新屋敷の川沿いの静かな住宅街の一角に「antica locanda MIYAMOTO(アンティカ・ロカンダ・ミヤモト)」(熊本市中央区新屋敷1)として移転オープンした。

閑静な住宅街になじむ落ち着いた店舗の外観

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 「由緒ある旅籠(はたご)」という意味の店名となった新店舗の内装は、木をふんだんに使い落ち着いた印象に仕上げた。店舗面積は148平方メートル、席数は20席。目の高さに広がる庭を眺めながら、こだわりの県産の食材を使ったコース料理を提供する。おまかせコース=1万3,000円、熊本在住者限定コース=8,800円。

 阿蘇のあか牛のおいしさを世界へ発信し、阿蘇地域の「世界農業遺産」認定にも尽力したオーナーシェフの宮本健真さんは「熊本にはまだまだ知られていない素晴らしい食材がたくさんある。多くの人に熊本の食の素晴らしさを伝えていきたい」と話す。

 前店舗でも熊本を代表するイタリアンとして知られた宮本さん。新店舗でも、熟成させたあか牛や県内産の魚介類や野菜を素材の魅力をさらに引き出す調理法で提供するという。移転について、「いろいろと場所を探していて、縁あってこの素晴らしい場所にオープンすることができた。この店はイタリアンとは言っておらず、これまで以上に自由に熊本の食材のさまざま可能性を提供できる」と話す。

 店内には、県産の素材を使ったハムやベーコンなどの加工品やワインを販売するショップも併設している。

 営業時間はショップが10時~19時、レストランが18時~22時。月曜定休。

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