熊本・南区に5月10日、「名代 井手ちゃんぽん 熊本近見店」(熊本市南区日吉2、TEL096-357-1030)がオープンした。熊本県内では初出店となる。
同店は、佐賀県武雄市北方町発祥の「武雄・北方ちゃんぽん」の専門店。北方町の本店は70年以上の歴史があり、明治から昭和にかけ炭鉱が盛んだった同町で炭坑夫のおなかを満たすために提供していた「ちゃんぽん」が定番となり、佐賀県民のソウルフードとして親しまれているという。
同店のちゃんぽんは、「長崎ちゃんぽん」とは違い魚介は一切使わず、豚肉、キャベツ、タマネギ、青ネギ、かまぼこ、モヤシが入った野菜炒めをちゃんぽん麺の上に高く山のように盛り付ける。「シャキシャキした野菜の食感とボリューム、野菜から出るうまみとニンニクの風味が利いた濃厚豚骨スープが特徴」だという。ちゃんぽん麺は湿度・温度管理を徹底した自家製麺を使い、スープは毎朝本店から届く豚骨スープを使うことで本店の味をそのまま提供できるという。
メニューは「チャンポン」(820円)、キクラゲがたっぷり入った「特製チャンポン」(980円)。いずれも追加料金で野菜大盛り、麺大盛り、両方大盛りから選べ、トッピングとしてキクラゲと卵も追加もできる。6月2日からは、カツ丼(900円)や親子丼(740円)などの丼メニューも提供。一部メニューのテイクアウトも始める。
五十嵐店長は、「コロナの影響もあり、予定からオープンが1カ月近く遅れたが、オープンを心待ちにしてくださったお客さまに多数ご来店いただき、スタッフ一同うれしい限り。井手ちゃんぽんを食べたお客さまも、働くスタッフも「笑顔」になれる活気のある店舗にしていければ」と意気込む。
営業時間は11時~21時。水曜定休。