藤崎宮参道近くに5月26日、生花店「はな千葩(せんは)」(熊本市中央区北千反畑町6)がオープンした。
店主の増田真奈美さんは、生け花の師範の資格を持つ。熊本市内の生花店でに勤務しながらイベント出展などを通じて準備を進めてきた。
店名の「千葩」は師範の資格を取ったときに祖母から授けられた雅号。
開業のきっかけについて、「祖母、母共に生け花の師範で、子どものころからあまりにも花が身近にあったため、それを仕事にすることを考えたことがなかった。飲食店で働いていたが、コロナ禍で収入が無なくなってしまった。自分ができること、持っている物を見直したら花があることに気づいた」と増田さんは振り返る。
同店ではギフトやアレンジメントの販売だけでなく、普段の生活に花を取り入れてほしいとの思いから一輪からの購入も歓迎するという。「飾り方が分からない人は花瓶を持ってきてくれれば、花瓶や部屋に合った生け方をアドバイスできる」と増田さん。
「音楽や器、絵画などの自分が好きなものを花と組み合わせて生活を豊かにする空間の提案ができ出来れば」とほほ笑む。
営業時間は12時~18時。日曜・月曜定休。