劇団「石」(益城町馬水)の公演「裸でスキップ」が9月10日・11日の2日間、熊本市健軍文化ホール(東区若葉3)で行われる。
同劇団は「まじめに遊ぼう」をテーマに、子どもから大人まで楽しめる芝居づくりを目指すアマチュア劇団。今年で旗揚げから52年目を迎える。
今回の公演は「熊本演劇フェスティバル・第64回熊本芸術祭」参加作品。あらすじは、2006(平成18)年初夏の、東京下町にある「松崎木工家具」が舞台。義理人情に厚いが、ちょっと頼りない社長、兄思いの専務や個性的な職人、事務員が働いている。ある深夜、家具デザイナーの佳代子は、酔った勢いで平凡な男小松を部屋に連れ込んでしまう。酔いがさめた佳代子は記憶をたどろうとするが思い出せない。「不況に悩みながらも精いっぱい生きる、そんな大人たちの、笑って、泣いて、怒って、ちょっぴり切なくなる物語」だという。
劇団主宰で、公演の総指揮を執る堀田清さんは「昨年、コロナで1年延期して開催した50周年記念公演では多くの方から応援いただき、大成功のうちに幕を下ろすことができた。今回の公演は、今を頑張って生きている大人たち、これから大人になる人たちにエールを込めて届ける。多くの方にご覧いただければ」と話す。
開演は、10日=19時、11日=13時30分。料金は、前売り=2,500円、当日=3,000円。