熊本城(中央区本丸1)の桜が満開となり見頃を迎えている。
熊本城は、2016(平成28)年の熊本地震で瓦の落下や石垣の崩壊、建物の一部損傷などの大きな被害を受けた。2021年に天守閣全体の復旧が完了。現在も復旧作業が継続されているが、被災状況や復旧工事の過程を見学できる「特別公開」を実施している。
熊本城を擁する熊本城公園は、ソメイヨシノ、ヤマザクラ、ヒゴザクラなど約800本の桜を鑑賞できる県内有数の人気花見スポット。現在も復旧作業が継続されているため、城内を見て回ることはできないが、震災に負けず咲き誇る桜を、特別見学通路や天守前広場から眺めることができる。
晴天に恵まれた4月1日は、国内外からの多くの観光客らでにぎわいを見せた。大阪から来たという親子は「コロナ禍でできなかった帰省を4年ぶりにし、子どもたちに初めて熊本城を見せることができた。満開の桜と一緒に写真を撮ることができてうれしい」と笑顔を見せていた。
入園時間は9時~17時(最終入園は16時30分まで)。料金は高校生以上=800円、小中学生=300円、未就学児無料