カルピース(熊本市中央区新市街1)が2月24日、熊本県内の学生野球を応援するフリーペーパー「KBスカウト」を創刊した。
熊本初のプロ野球球団「火の国サラマンダーズ」、九州独立プロ野球機構の立役者として知られる田中敏弘さんが社長を務める同社。「熊本で生まれて熊本で育ち、ずっと野球に助けられた人生だった。『地域創生は野球創生』。大好きな野球で熊本の子どもたちと熊本に恩返しをしたい、応援したい思いが創刊へつながった」と話す。
創刊号は中学生野球が中心。「第11回八代市杯中学生硬式野球大会」の特集と、県内中学校の野球部、クラブチーム9チームを紹介。各チームの注目選手をピックアップして掲載した。「中学生から高校生になるタイミングが野球を継続するかの分岐点になる。野球でのステップアップを目指す子どもたちが、KBスカウトに載ることで注目されるチャンスを増やしたい」と田中さん。
金子昂平編集長は「取材先で多くの子どもたちから声をかけられ、毎回勇気や元気をもらえる。KBスカウトが夢を持つ子どもたちの底上げとなり、野球を通じた出会いが今後の人生に役立つきっかけになれば」と期待を込める。「今後は、熊本県出身のプロ野球選手のインタビューなど特集内容も充実させていきたい」と話す。
A4版、フルカラー16ページ、隔月発行。創刊号は5000部を発行。
次号は4月21日刊行予定。県内11店舗のスーパーマーケット「鮮ど市場」に設置する。