ピアニスト阿部篤志さんとドラマー榊孝仁さん、ベーシスト松下一弘さんのトリオ・コンサートが5月7日、熊本・中心商店街の紅蘭亭「ラフカディオホール」(熊本市中央区安政町)で開催される。
東京在住の阿部さんは、昨年アカデミー賞を受賞した映画「ドライブマイカー」でピアノ演奏を担当。舞台音楽の作曲や音楽監督、テレビ・ラジオの出演等活動の幅を広げる。福岡出身の榊さんは9歳でドラムを始め、15歳で渡米。数々の大会で受賞し、テレビ番組やCMにも出演している。同じく福岡出身の松下さんはベーシストとして、ジャズ、クラシック、ロック、ポップスなどのほか、さまざまなジャンルの曲を演奏するスタジオセッションミュージシャン。阿部さん、榊さんの2人は昨年初めて、熊本でデュオ演奏し、今年は松下さんを加えて初のトリオ演奏を行う。
今回は、音楽で熊本の街を盛り上げ、次世代のアーティストを育て活動のチャンスを応援したいとの思いから、Fontana della Muse(熊本音楽文化振興団体)が主催し、熊本音楽短期大学、平成音楽大学同窓会が共催する。
熊本開催サポーターの「ルナ・スタジオ」代表の赤星千草さんは「榊さんたちの良質な音楽を聴いて感動し、未来を担う子どもたちに向けての活動に賛同してもらえればと、昨年初めて熊本でコンサートを開いた。今年は松下さんも交え、さらに幅の広がった演奏を届けられる。これからも、熊本の音楽シーンや子どもたちとの音楽コラボを展開し、熊本を盛り上げていければ」と意気込む。
企画した榊さんは「昨年に続き今年も開催できてうれしい。熊本はジャズ路上フェスティバルなど、ジャズが愛されている地域だという印象がある。少しでも多くの人に自分たちの音楽に触れてもらい、次世代の育成にも寄与できれば」と話す。
14時開演。チケットは、前売り=5,000円、当日=5,500円。定員100人。