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熊本市・田崎市場で「ギョギョキッズ」 市場の役割を学ぶ

魚市競りを見学する参加者

魚市競りを見学する参加者

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 「西区アグリ魚魚(ギョギョ)キッズ~田崎市場見学ツアー~」が8月19日、田崎市場(熊本市西区田崎町)で開催された。

当日の様子

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 主催は「農水産業を生かしたまちづくり」を推進している熊本市西区。安全安心でおいしい地元農水産物をアピールするとともに、地域資源を生かした農水産業体験活動を支援することで地域活性化を図ることを目的に実施している。

 第1弾となる今回は「田崎市場見学」体験を実施。コロナ禍の影響で実施できなかったが、4年ぶりに開催。事前募集で応募があった128人のうち、抽選で選ばれた市内の小学生4~6年生計16人と、その保護者を含む計32人が参加。

 午前6時に集まった参加者は、その日実際に行われていた大海水産と九州中央魚市の魚市競り、熊青西九州青果の青果競り、バナナ室の見学、九州中央魚市の活魚センター見学の後、市場全体の講義、質疑応答を行った。

 見学ツアーを案内した熊本地方卸売市場の國徳健二総務部長は「熊本市民の食を支える田崎市場を見てもらうことで、水産物や青果の流通の仕組みや市場の必要性を学んでもらえたと思う。普段なかなか見ることができない競り市などを通して、親子で考えるきっかけになれば。これからも多くの人に市場を知ってもらえるような企画を考えていきたい」と話す。

 姉妹で参加した小藤葉陽さんは「さまざまな品物が朝からスーパーなどに運ばれるまでに、多くの人が関わっていることが分かってびっくりした。魚の競り市がとても印象的だった」。小藤柚希さんは「市場のことをあまり知らかなったが、今回の企画で知ることができて良かった。タイが好きだが、これからもさまざまな魚をたくさん食べていきたい」と話していた。

 一緒に参加した母親の小藤佳代子さんは「競りのかけ合いは何を言っているか分からなったが、活気があって新鮮だった。元気あふれる高齢の人が多かったので、市場で働く若い人が増えていけば」と期待を込める。

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