熊本市南区の川尻地区で10月28日・29日の2日間、「お寺deライトアップ」が開催される。
主催は、同地区の寺を中心とした実行委員会。毎年春に開催する「川尻お寺deフェスタ」のスピンオフイベントの位置付けで今年も開く。同イベントは、同地区の寺が手を取り合い、地域の人・歴史・文化をつなぐのが狙い。
会場となる浄行寺・常清寺・正行寺・本立寺・熊本藩川尻蔵跡の5カ所をライトアップ。28日は正行寺(熊本市南区川尻6)で黄泉(よみ)の世界を感じてほしいと「棺おけ体験」を実施。29日はイベントに合わせ川尻蔵前通りを照らす「みちあかり」を制作するワークショップを川尻公会堂(南区川尻4)で開催。浄行寺(南区川尻1)では、めだかすくいなどができる「お寺de縁日」、アコースティックライブのほか、地鶏、ピザ、台湾カステラ、ビールなどが楽しめる出店もある。
浄行寺の盛智照(もりちしょう)さんは「涼しくなってきたこの時期に、普段は見ることができないきらびやかな夜景を眺めることができる。スピンオフ企画も定番化してきた。少し寒いかもしれないが、こだわりの食事とクラフトビールで楽しんでほしい。寺と地域、寺と人、人と人との縁を結んでいただき、川尻を知ってもらうきっかけになれば」と話す。
開催時間は17時~21時。