熊本市南区にある蔵元「瑞鷹(ずいよう)」(熊本市南区川尻4)の「瑞鷹 芳醇辛口」が、8月6日・7日に東京で行われた「全国燗(かん)酒コンテスト2021」お値打ち熱燗部門で金賞を受賞した。
同コンテストは「世界で唯一、温めておいしい日本酒を選ぶコンテスト」をコンセプトに2009(平成21)年より開催され、「瑞鷹」の普通酒として初の受賞となる。同社は2013(平成25)年から開催されている同コンテストのさまざまな部門でも優等賞・金賞・最高金賞など数多くの賞を受賞している。
同商品は県内産の米や水、熊本酵母、国産のこうじにこだわって造り、「芳醇ながらキレがよく、うま味がある辛口酒になっている」という。
受賞について吉村謙太郎副社長は「普通酒という昔ながらのお酒で金賞を取れたことが格別にうれしい」と話し、「変化する酒造りの中で品質が向上する一方、飲み手が減っている。選んでもらう立場になっているので酒蔵としての意義や飲む人に喜んでもらえるような日本酒を造りたい」と抱負を語る。
価格は、1.8リットル=1,870円、720ミリリットル=924円。主要スーパー、量販店などでも扱う。