「高校生クリスマスコンサート」が12月16日、熊本市中心商店街のサンロード新市街(熊本市中央区新市街)で開催された。主催は熊本市新市街商店街振興組合とクリスマスコンサート委員会。2018(平成30)年に始まり、今年で5回目を数える。
会場となるサンロード新市街で、熊本地震直後の2016(平成28)年6月に「熊本城復旧チャリティコンサート」を開いたのがきっかけ。その後、さらに発表の場を増やせればと「クリスマスコンサート」も開催することになった。
「音楽を中心に笑顔あふれる楽しいコンサート」をコンセプトに、高校生による吹奏楽演奏や活動を発表。クリスマスソングのほか、宝島やプリテンダー、ヤングマンなど幅広い世代の曲を演奏した。参加したのは、熊本県内にある熊本国府高校、熊本農業高校、熊本中央高校、慶誠高校の4校で、総勢100人超。各校20分~35分ほど演奏し、最後に「サンタが街にやってくる in swing」を合同で演奏した。
コンサートの最後にあいさつした副委員長で熊本中央高校の大山明日香さん(2年)は「みんなで楽しく演奏することができ、音楽で新市街を盛り上げることができて良かった。これからも自分たちの技術を磨き、来年も開催できるように頑張りたい」と話した。
委員長で熊本国府高校の村上雅妃さん(3年)は「学校行事が重なり全員で合わせる期間が少なく不安もあったが、お客さまに喜んでもらえたと思う。小学校から続けてきたユーフォニアムも今年が最後の演奏だったので、個人としても集大成となる思い出に残るコンサートになった。吹奏楽部員も増えてきたので、これまでとは一味違った国府高校の演奏を後輩に託したい」と期待を込める。