「未来への宣誓所~大人の夢をつかみ取れ~」が1月8日、辛島公園(熊本市中央区辛島町)で開催された。
主催は熊本市市街地整備課。熊本市では、花畑広場(中央区花畑町)と辛島公園の一体的な利活用による回遊性と滞在性の向上を目的に同園北側道路の歩行者空間化を目指しており、昨年10月から今年3月末まで、同道路を車両通行止めにする実証実験を行い、さまざまな利活用を模索している。
今回は、近隣の熊本城ホール(中央区桜町)で「はたちの記念式典」(旧成人式)が行われるのに合わせで宣誓所を設け、花畑広場の滞在者を辛島公園まで広げる取り組みを行った。
新成人が成人式を迎え、これからどのような大人になりたいか、どのような夢をもっているかなどを宣誓書に記入し展示コーナーに貼付。宣誓書を書いた105人の新成人は、地域特産品ギフトを販売するウェブサービス「tamapon gift(たまぽんギフト)」の専用ガチャボックスを回し、球磨焼酎の復興祈念ブランド「Reborn」7蔵Box、「さかほまれ」で仕込んだ大吟醸酒1本が届くギフトBOXなどの賞品が当たる抽選会を楽しんだ。
三池史子課長は「初めての取り組みとなったが、未来への希望を宣誓することや抽選会を通して、20歳を迎える若者に楽しんでもらえて良かった。辛島公園北側道路の利活用は、熊本市中心市街地活性化の視点からも重要なテーマ。実証実験も3カ月を切ったが、まずは市民の意見も聞きながら、当該地区がどのような場所となることが望ましいかを考えたい」と話す。