大相撲幕内・佐田の海関の「ちゃんこ鍋振る舞い」が2月1日、下通商店街の紅蘭亭(熊本市中央区下通)前で開催された。主催は下通二番街商店街振興組合。
佐田の海関は熊本市出身で、境川部屋の現役力士。昨年、健軍商店街と植木町でちゃんこ鍋振る舞いを行い、今回が3回目。ちゃんこ鍋は実際のちゃんこの味を料理し、限定400食を配布。地元出身の佐田の海関を知ってもらい、相撲に少しでも興味をもってもらうのが狙い。
イベントでは、同力士による下通散策の後、同商店街振興組合理事長の長江浩史さんとのトークショーに臨んだ。その後、参加者に「四股」を披露し、ちゃんこ鍋を振る舞った。
長江さんは「熊本市出身で活躍する佐田の海関を下通商店街で見てほしいと思っていたのでうれしい。本場のちゃんこ鍋のおいしさもたくさんの人に知ってもらえたのでは。伝統があり日本の国技でもある相撲の魅力を、これからもたくさんの人に知ってほしい」と話す。
友人と一緒に参加した熊本市在住の小川さんは「チラシを見て、ぜひ参加したいと思っていたので、佐田の海関を間近で見れてうれしかった。ちゃんこ鍋も期待以上でとてもおいしかった。味はもちろん、四股を踏むことは神事であり、その由来を知ることができて、より理解が深まった。このような機会をたくさんの人に知ってもらえたら」と話していた。