熊本市の都市計画道路「花園上熊本線・池田町花園線・野口島崎線」の開通式が4月19日、本妙寺参道・トンネル下で行われた。
開通したのは、井芹中学校北側の県道熊本田原坂線と島崎トンネルをつなぐ延長約2.1キロ。いずれも片側1車線で歩道も整備。2007(平成19)年に着手し、17年の歳月を経て開通した。
熊本市が主催した式典には、来賓・地域関係者など約70人が出席。冒頭で大西一史熊本市長が「本日多くの地域の方に来ていただいたことはもとより、事業用地を提供いただいた方々、地域住民の理解、これまでの工事関係者の尽力に改めてお礼を伝えたい」とあいさつ。花園校区第1町内自治会の樫村弘昭会長は「地域としても、道路が開通したことで子どもたちの安心安全にもつながりうれしい」と話した。
来賓紹介後、本妙寺こども園の園児による合唱を披露。式典後、トンネル前に移動し、市長、園児による照明ボタンの点灯式を行い、参加者全員で歩き初めを行った。最後は地域住民と一緒に記念撮影し、供用を始めた。
大西市長は「渋滞緩和や通学路の安全性向上をはじめ、利便性が向上することで沿線地域の発展も期待できる。災害時には避難路としての役割など防災面についても効力が発揮されれば」と」と期待を込める。