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熊本市交通局が「市電でお出かけGO企画」 動植物園とコラボ

集まった参加者

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 熊本市交通局主催の「市電でお出かけGO企画」が5月18日、交通局と熊本市動植物園(熊本市東区健軍5)で開催された。

イベントの様子

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 8月1日で開業100周年を迎える熊本市電。100周年記念事業の一環として、子どもたちに市電への親しみを深めてもらい、沿線の地域活性化による乗客誘致を行うのが目的。昨年11月に開いた健軍商店街編に続く第2弾として動植物園編を企画。事前に応募のあった157組463人の中から抽選で選ばれた親子15組30人が参加した。

 交通局に集合した参加者は車両見学後、普段乗ることができない運転席で写真撮影。その後、参加者だけを乗せた貸し切り電車に乗車し、車内で市電にまつわるクイズを出題しながら、今回の目的地である動植物園を目指した。

 動植物園では、園内スタッフによる「普段は見れないバックヤードツアー」を実施。動物がどんな餌を食べているか、その餌の管理など説明を受けた。その後、園全体を使った謎解き企画を実施。園内マップを見ながら園内にちりばめられた計12の問題を参加者それぞれが探索。見つけた問題を解いていき、5つのキーワードと指定された文字をつなげると答えになる。広い園内の探索に苦労しながらも、参加者は動物も見ながら企画を楽しんだ。

 熊本市東区在住で息子と参加した池嵜大祐さんは「貸し切り市電に乗れる機会はないので、うれしかった。動植物園での謎解きも子どもと一緒に回れて楽しかった。こういう企画があれば、また参加したい」と話す。共に参加した小学1年のそうすけ君は「問題がある場所がいろいろなところにあって大変だったが、見つけられて良かった。キリンのところで出た問題が特に難しかった。市電にも乗れたし動物が好きなのでうれしかった」と話していた。

 熊本市交通局総務課の吉岡秀一課長は「昨年も好評だったので、市電開業100周年に向けて今回もイベントを企画したが、予想以上にたくさんの応募があり、また参加した方々に楽しんでもらえて良かった。8月1日まで期間は短いが、市電に愛着を持ってもらえるよう今後も企画を進めていきたい」と話す。

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