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熊本・健軍に「読書喫茶Sping」 書籍3000冊そろえる

読書喫茶Sping・店長の川上聖平さん

読書喫茶Sping・店長の川上聖平さん

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 熊本・健軍に「読書喫茶Sping」(熊本市東区新生1、TEL 050-8882-7768)がオープンして、7月5日で2カ月がたつ。

読書喫茶Sping・店内の様子等

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 店主の川上聖平さんは「子どものころから読書が好きで、いつか本に囲まれた小さな店ができたらと妄想していた」と話す。川上さんはこれまで、一般企業に勤めながら読書を趣味にしていたが、飲食店を経営する友人に誘われ一念発起。夢だった本に囲まれた喫茶店の出店を決めたという。

 店内には書籍3000冊をそろえる。1500冊は川上さんの蔵書で、残り1500冊は出店に合わせ知人らが提供したものや、新規に購入したものという。「自分が持っている本ばかりだと、どうしても好みが偏ってしまうため、幅広くお客さまに楽しんでもらえるようにした。新規の本は、友人らのアドバイスを基にそろえた」と川上さん。普段あまり本を読まないという人にも親しんでもらいたいと、本屋大賞受賞作などの話題の本も用意する。

 落ち着いた自然色の壁と暖かみのある電球色の照明で、読書に集中できる空間づくりをしたという店内は、本を中心にこだわった。本の高さに合わせて自作した本棚は、天井まで届く。壁やカウンターも友人の手を借り仕上げた。席数は、1人用の半個室2席、カウンター席6席、テーブル席2卓8席。「お客さまそれぞれのペースで心置きなく読書を楽しむことができる」と川上さんは話す。

 メニューは、ナポリタン(1,100円)、プリン、メロンクリームソーダ(以上650円)など、昔ながらの喫茶店をイメージしたものを用意する。日替わりのスペシャルティコーヒー(650円)は、ゆっくり店を利用してほしいと350円でお代わりに対応する。

 川上さんは「店のコンセプトは、家よりもくつろげる空間。本好きが集まって、それぞれがゆっくり本を楽しみながらも、そこで本好きのコミュニティーができていくのが小さな夢。店とお客さまとがつながり、そしてお客さまとお客さまがつながっていくことで、熊本の本好きが集う店になっていけたら」と話す。

 営業時間は10時~21時。月曜定休。

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