「けんぶん JAZZフェスティバル」が9月21日、熊本市健軍文化ホール(熊本市東区若葉3)で開催された。
主催は同ホールで、企画はプロジャズミュージシャンでサックス奏者兼指導者として活動している中田博さんが監修。次世代を担う子どもたちに「ジャズを演奏する楽しさ」を伝えるのが目的。当日は観客約100人が集まり、演奏を楽しんだ。
企画は3部構成。1部は月出小学校のBig Band「つきでBBキッズ」20人による演奏で、本格的なホールでの演奏に緊張しながらも最後まで演奏を楽しんでいた。2部は同バンドのOBで中学生1年生2人と現役生2人を含む選抜メンバー4人がジャズミュージシャンと共演するチャレンジコーナー。中田さんによる指導を受けて即興演奏に挑戦し、やり遂げた。3部は「中田博Quartet」によるステージ。ピアノが藤井木ノ美さん、コントラバスが森本克明さん、ドラムスは武石想史さん。今回は、サックス、ピアノ、コントラバス、ドラムスそれぞれを目立たせる選曲で、各楽器の魅力をアピールしながら演奏した。
中田さんは「ジャズはハードルが高い音楽と誤解されることが多い。今回のような気軽に楽しむ機会を今後も作っていきたい。ジャズという素晴らしい音楽を多くの人に広めていければ」と意気込む。