熊本・北区内に高級食パン専門店「真面目になれない」の3号店となる「真面目になれない 植木店」(北区植木町舞尾、TEL 096-200-3161)がグランドオープンして2カ月がたった。
同店を営む「トリニティ」(南区野田3)は、「固定概念にとらわれない食パンを地域に発信していきたい」と2020年11月、熊本市南区に1号店となる「川尻店」を開業。今年4月には2号店として「熊本電鉄菊池線」の御代志駅そばに販売所を開設し、7月29日に同店がオープン。高級食パンの製造と販売を行う。プロデュースは他店同様、ベーカリプロデューサー岸本拓也さんが手掛けた。
食パンの製造に当たり、こねる以外の作業は全て配合の段階から手作業で行う同店。食パンのレシピは、一般のレシピにはない「通常の作り方を超える柔らかさを求めたものになっている」もので、そのため、水分量と柔らかさから時にパンが自重で潰れてしまうこともあるという。
マネジャーの岩崎美由紀さんは「この極限の柔らかさを求めたレシピで、食パンを作ろうとすること自体が真面目になれていない理由。『真面目でないこと』に真面目に取り組んでいる」と話す。
主な商品の一つは、グラスフェットバター、北海道産蜂蜜を使い柔らかさにこだわったという「一途な思い」(プレーン食パン=860円)。
もう一つは、プレーン食パンにカリウムの成分が一般の5倍あるという大きなサンマスカットレーズンを追加で使う「怪盗レーズン」(レーズン食パン=1,060円)。「レーズンそのものが希少なため、予約してもらえると確実に購入いただける」とも。
営業時間は10時~18時。不定休で営業中。パンが無くなり次第、営業終了。