「城下町くまもと銀杏(ぎんなん)祭」が10月12日、熊本・銀座通りで開催された。主催は熊本市中心商店街等連合協議会と熊本商工会議所。
中心市街地にある銀座通りを歩行者天国にして、食とステージを楽しんでもらおうと開く同イベント。今年で20回目。飲食・物販コーナーでは中心商店街の飲食店を中心に52店が露店を構えた。飲食ブースには、焼きそばやカレー、ラーメン、串焼き、唐揚げなどの定番メニューをはじめ、つまみやスイーツ、県産酒などを販売。飲食スペースで多くの人が飲食を楽しんだ。
物販ブースでは高校生・大学生のPRブースも設け、市内大学の学園祭の告知、高校の紹介などを行ったほか、熊本県内で交流促進を図っている台湾ブースも設け、幅広い世代が訪れた。
特設ステージでは冒頭で、同協議会の田原誠也会長が「飲食に、ステージに、たくさんの人が楽しめるものを用意した。中心商店街ではこれからもさまざまな企画を用意しているので、ぜひ足を運んでもらいたい」とあいさつ。その後、オープニングアクトとして、熊本城おもてなし武将隊による演舞と勝ちどきを披露。昼は子どものバトントワリング、ストリートダンスのほか熊本市立京陵中学校吹奏楽部、熊本大学アカペラサークル「Higo-Pella」が演奏などを行い、夜は3組のおやじバンドが演奏を披露。バンドの演奏に合わせ観客は立ち上がって踊るなど、盛り上がりを見せた。
おやじバンド「デスコdeAK」のベース担当で出演した田崎志穂さんは「毎年楽しみにしている銀杏祭で、今年も演奏できてうれしい。中心商店街がこれからも活性化していけば。来年以降も、ぜひ継続して開いてほしい」と期待を寄せる。