演劇ワークショップ「今日からキミも舞台俳優!」の公演が10月26日、熊本市健軍文化ホール(熊本市東区若葉3)で開催する「けんぶん文化祭」で発表される。
主催は同ホールで、監修は、演劇やミュージカル、コンサートなど舞台芸術関連の公演のほか学校現場での芸術鑑賞などを手がける一般社団法人転回社(中央区国府1)。熊本市動植物園をテーマにした劇を上演しようと、約2カ月間にわたるワークショップを行ってきた。企画を通し、子どもたちに豊かな感受性を育んでもらうのが目的という。
ワークショップに参加したのは、演劇に興味のある小学1年生~中学1年生の22人。ほとんどが未経験者で、「表現力を豊かにしたい」「コミュニケーションが苦手だが自分を何らかの形で表現してみたい」「小さい頃から興味があった演劇に挑戦したい」などの動機で参加したという。
ワークショップは8月8日にスタート。熊本市動植物園の獣医師から聞いた同園の歴史や動物の話を基に劇を創作した。数回にわたる練習を重ね本番に臨む。
企画監修を手がけた転回社の坂口佳乃子さんは「演劇はハードルが高いと誤解されることが多い。今回のような気軽に楽しむ機会を今後も作っていきたい。演劇を通して感動したり、怒ったり、笑ったりして、仲間と作品を創り上げる経験は貴重な財産になる。子どもたちが頑張ってきた成果をしっかりと見てもらえれば」と呼びかける。