
「熊本地震の日」周知啓発イベント「防災パーク」を4月13日、花畑広場(熊本市中央区花畑町)で開催する。主催は熊本市。
熊本市が定めた毎年4月16日の「熊本地震の日」に合わせて企画した同イベント。「正しい知識を備蓄する防災寺子屋」ステージでは、東北大学災害科学国際研究所教授の遠田晋次さんが「熊本を中心とした地震災害リスクと今から備えておくべきことについて」をテーマに講話と質疑応答を行う。熊本在住の気象予報士で防災士の早田蛍さんは、災害の仕組みがわかる実験器具を使い、災害時に命を守る実践的な方法や知識を紹介する。
会場ではこのほか、震災復興パネル展や、非常食を実際に作って食べられる「BO-SAI Cafe(非常食カフェ)」、消防車両や地震と免震技術を体感できる免震体験車試乗、ドローン操縦体験、防災用品や非常食の選び方講座と展示販売、謎解きをしながら防災知識を身につける「防災謎解きゲーム 災害都市からの大脱出」、「昼と夜のけむり迷路」「ダンボールで作る簡易トイレと防災スリッパ作り」「オリジナルホイッスル作り」などゲームや遊び体験を通じて防災知識を楽しく学べる企画も用意する。
先着来場者1000人には非常用トイレや非常食を進呈するほか、会場内に用意されているミッションをクリアした人を対象に「防災グッズや非常食と交換できるカタログギフト」を抽選で進呈するイベントも行う。
今年は「熊本地震の日」に合わせ、熊本市内の商店街や商業施設の協力店舗で防災用品や非常食を販売する「くまもと防災備蓄マーケット」コーナーを設ける。
熊本市防災計画課の西川智大さんは「熊本地震の日をきっかけに、災害に対する日ごろの備えを再確認いただき、一人でも多くの皆さんに防災力を高めてほしい。家族や友人を誘って、足を運んでいただけたら」と来場を呼びかける。
開催時間は10時~16時。入場無料。