保護動物の譲渡促進を目的としたボランティアプロジェクト「ジョートフル熊本プロジェクト」が10月23日・24日の2日間、サクラマチクマモト(熊本市中央区桜町3)で「保護犬猫のたのしい譲渡会」を開催する。
「ジョートフル熊本」の集合写真とイベント会場、保護犬猫の様子
両日、およそ10保護団体が集まり、犬は屋上の「サクラマチガーデン」に設けた特製のドッグフェンスで、猫はエントランス前の「シンボルプロムナード」のテントで、それぞれ見ることができる。
会場内のステージでは、音楽やダンス、人形劇など、さまざまなイベントやスペシャルゲストの村上美香さんによるトークショー(23日)も行う。その他、キッチンカー9店、マルシェ20店ほども出店。ホットドッグや果物、花のほか、犬や猫がモチーフのグッズなども販売する。
同プロジェクト代表の旭爪利砂(ひのつめりさ)さんは「『誰でも歓迎』『楽しい』を大事にしている」と話す。「動物を迎えたい人はもちろん、家庭の環境ですぐには飼えない人や、すでに動物を飼っている人にも来てほしい。飼うタイミングで『そういえば保護犬・保護猫がいたな』と思い出してほしい。未来の飼い主候補に興味を持ってもらいたい」
「保護団体はとっつきにくい」「保護動物に対してかわいそうだから飼ってあげる」というイメージではなく、ピッタリの家族に出合える場と思ってもらえるよう、ステージやマルシェを同時開催することで楽しさを伝える。イベントではペットが迷子にならないための「IDタグ」の啓発も行い、サクラマチクマモトに設置されている巨大くまモンもIDタグが付いた仕様になるという。
旭爪さんは「保護動物の譲渡促進は不要不急なことではない。動物を迎えたい方も、そうでない方も、どなたでも一緒に楽しみに来てほしい」と来場を呼び掛ける。
開催時間は両日共11時~15時。入場無料。