
「城下町くまもと七夕まつり」が7月5日・6日の2日間、熊本・中心市街地一帯で開催された。主催は熊本市中心商店街等連合協議会(中商協)と熊本商工会議所。
これまで実施していた「浴衣まつり」をリニューアルしたもので、地域のにぎわい創出と回遊性向上を狙い、中心市街地の複数エリアで同時多発的にイベントを繰り広げた。
上通の「びぷれす広場」ではステージイベントを実施。中商協・猪毛尾彰宏会長のあいさつで開幕し、市内高校や団体がパフォーマンスを披露した。尚絅(しょうけい)高校和装礼法部、必由館高校和装文化部、りんどう美装きもの学院による浴衣の着付けショーや、尚絅高校合唱部、バトントワリング部、よさこいチーム「肥後真狗舞」の演舞、「平成音楽大学ストリングスカルテット」の演奏など、幅広い世代がステージを彩った。
通りごとの独自企画もさまざまで、上通では「竹の日フェスタ」として風鈴竹トンネルや竹製品展示、短冊願い事コーナー、竹のおもちゃを作るワークショップなどを展開。下通では熊本県内8大学が連携し、小学生向けの学び体験ブースを開設。新市街では「新市街de水あそび」と題してウオータースライダーや水鉄砲射的が登場し、子どもたちの歓声が響いた。城見町通りでは夕方以降に「宵のゆかた祭」と題して出店ブースが並び、ライブステージが披露された。
尚絅高校3年で和装礼法部部長の後藤安奈さんは「限られた時間の中、部員同士で教え合いながら準備してきた。今回が引退前最後の舞台で緊張したが、笑顔でやり切ることができた」と本番を振り返った。