
菓子メーカー「湖池屋」(東京都板橋区)が7月15日、限定商品「湖池屋プライドポテト 日本の神業 くまもとあか牛」の発売を記念し、熊本県庁(熊本市中央区水前寺6)を表敬訪問した。
同社は、熊本県が掲げる「創造的復興」への貢献を目的に、2021年から熊本の食材を使った商品を展開。第1弾として同年7月に「JAPANフライドポテト 熊本 復活の地鶏」を発売し、翌8月には益城町で「湖池屋 九州阿蘇工場」の稼働を始めた。
5年目を迎える今年は、昨年に続き「くまもとあか牛」の食材を使った商品を限定発売。阿蘇の青空をイメージしたパッケージには、くまモンと阿蘇五岳を描き、地域の魅力を発信するデザインにした。価格は170円前後。今年も「阿蘇の世界文化遺産登録に向けた活動を応援したい」との思いから、商品の売り上げ1袋につき1円を熊本県に寄付する。
当日は、湖池屋九州阿蘇工場の脇淵健二工場長と広報部の小幡和哉部長が、熊本県農林水産部の中島豪部長、産業振興局の中島一哉局長、地域振興・世界遺産推進局の柴田英伸局長を訪問。商品を披露し、県産食材の魅力発信に対する意気込みを伝えた。
中島部長は「トマトやあか牛など、県産食材を使った取り組みが認知度向上につながっている。今後も連携して産地化と利用拡大を進めていきたい」と話した。
脇淵工場長は「今回の商品は、あか牛本来のうまみとわさびじょうゆの風味が特徴。阿蘇の魅力を全国、さらには世界へ届けていきたい」と話した。
商品は7月21日から全国のコンビニエンスストアで販売し、28日からはスーパーマーケットでも順次取り扱いを始める。