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熊本城ホールで就活イベント「サンクスジョブズフェス」 企業5社と交流

企業担当者が学生に企業紹介をする様子

企業担当者が学生に企業紹介をする様子

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 就職支援イベント「ThanksJobsフェス」が9月2日、熊本城ホール(熊本市中央区桜町)で開かれた。

当日の様子

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 主催は、経営戦略や人材調達を手がけるコンサルティング会社「AIKASU」(福岡市)。熊本の学生に多様なキャリアの選択肢を知ってもらおうと初めて企画した。当日は福岡県から「アイ・ケイ・ケイホールディングス」(志免町)、「英進館ホールディングス」「グッデイ」「力の源ホールディングス」(以上、福岡市)、「ミナミホールディングス」(大野城市)の5社が参加。県内の大学3年生を中心に約70人OK来場した。

 イベントは3部で構成。冒頭で、AIKASU人材紹介事業部責任者の阿部敬介さんが「内定イコールゴールではない。自分が納得する企業を見つけてほしい」と呼びかけた。

 第1部の特別講義では、人材育成や社会連携教育のプロデュースを手がける「ロールデザイン」(福岡市)の古賀正博社長が登壇。「就活の進め方」をテーマに、学生の学年ごとの意識の違いや相談内容を紹介し、「インターンシップを含めた就活は、自分を磨き、憧れとなる社会人を見つける場」と話した。

 第2部は企業のプレゼンテーション。学生は5班に分かれて企業を回り、仕事内容や就職活動の体験談、仕事のやりがいなどを聞いた。学生からは「同業他社ではなく、この会社を選んだ理由は」など積極的な質問が出て、各社が回答した。

 第3部は交流会。学生が自由に質問を投げかけ、笑顔で語り合う姿が見られた。

 熊本大学3年の中島優弥さんは「東京志向で就活をしていたが、九州の企業も魅力的だと感じた。幅広く企業を知り、自分に合った就職先を探したい」と話した。

 阿部さんは「内定率は高まっている一方で、何となく決めてしまう学生も多い。就活は将来を考える貴重な機会。離職率を下げるためにも、今後も学生が多様な企業と出会える場をつくっていきたい」と意気込む。

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